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Sūpā GT to wa


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SUPER GT (スーパージーティー) は、自動車レースの1カテゴリー。2004年まで全日本GT選手権(JGTC)として開催されていたが、2005年よりFIA公認の国際シリーズとなった。

市販車をベースとして大幅に改造したGTカーと呼ばれるクローズドボディ[注 12]の車両を使用する。ベース車両の基本性能が競技車両の特性に大きく影響するため、車種の多様性を維持するのは難しい。そこで、SUPER GTの前身であるJGTCではベース車両の諸元などによりGT500GT300の2クラスに分けて、それぞれの順位を競うという方法を採用し、シリーズ名の変更後も2クラス制が受け継がれている。各車の性能を出来る限り近付けるため、性能調整 (BoP: Balance of Performance) が行われている。

両クラスの具体的な改造の許容範囲はレギュレーションで詳細に制限されているが、GT500とGT300のJAF-GT規格車両に関してはシルエットフォーミュラに近い純レーシングカーのような車両が製作されているため、「市販車ベースの改造」というGTの基本概念が、かつてのGT1クラス規定のように形骸化し、実質的にはヘッドライトやテールランプに市販車の面影を僅かに残したプロトタイプレーシングカーとなっており、実際に多くのドライバーはツーリングカーの走り方では通用しないためフォーミュラ的な走り方をしていると言われる[注 13][6]

各クラスの名称は、クラス設立当初の最高出力がエアリストリクターによる吸気制限でGT500は約500PS、GT300は300PSに制限されていたことに由来する。その後、エンジン性能の向上やエアリストリクター径の緩和などによって出力が向上、GT500は2012年時点で600PS近くにまで達している[7]。GT300は原則としてFIA GT3に準拠しているため、両クラスともカテゴリーとしての名称のみが存続している。


トヨタ自動車・LEXUS

ENEOS SUSTINA SC430(2011年モデル) ENEOS SUSTINA RC F(2014年モデル)

ENEOS SUSTINA SC430
(2011年モデル)

ENEOS SUSTINA RC F
(2014年モデル)

2005年までトヨタ・スープラ、2006年-2013年はレクサス・SC430、2014年からレクサス・RC Fを使用している。2014年現在は、TOM’S2台、CERUMOLeMansSARDBANDOHの5チーム6台が参戦している[注 29]

 

2005年に立川・高木組のZENT CERUMOがSUPER GT初チャンピオンとなりスープラの有終の美を飾った。2006年も脇坂・ロッテラー組のOPEN INTERFACE TOM’Sがチャンピオンを獲得。同年はSC430の供給が4台に留まったため2005年モデルのスープラも2台投入していたが、2007年からはSC430に統一した。2007年のNSX、2008年のGT-Rの圧倒的な強さなどにより苦戦したが、3メーカーで唯一レギュレーションに適合している車両で参戦した2009年は脇坂・ロッテラー組のPETRONAS TOM’Sがチャンピオンを獲得、SC最終年の2013年には立川・平手組のZENT CERUMOがチャンピオンを獲得した。

 

エンジンメンテナンスは全車TRDが行っている。JGTC時代の2003年から3UZ-FEベースのV8 NAエンジンを搭載。排気量は初年度のみ5.2Lだったが、翌2004年より4.5Lに変更した。2009年からは、レギュレーションに沿ってフォーミュラニッポン用のRV8KをGT用に一部仕様を変更したRV8KGに変更した。車両開発は前年の反省点を活かしゼロベースで行っているため車両製作が遅れることもあるが、開幕戦には十分な戦闘力を有している。2014年からは、基本仕様が共通の2.0L 直列4気筒ターボのNREエンジン「RI4AG」を使用している。

 

日産自動車

MOTUL AUTECH GT-R(2011年モデル) MOTUL AUTECH GT-R(2014年モデル)

MOTUL AUTECH GT-R
(2011年モデル)

MOTUL AUTECH GT-R
(2014年モデル)

3メーカー中最古参で、JGTC時代[注 30]はスカイラインのR32R33R34、2004年からフェアレディZ、2008年よりGT-Rで参戦している。2008年までは4台チーム5台が参戦していたが、2009年は4台、2010年は3台となったが、2011年からはNISMOIMPULKONDOMOLAの4チーム4台で参戦。かつてはHASEMIも加わっていた[注 31]

 

2008年に復活したGT-Rは2009年規格を部分的に先取りしたこともあり、本山・ブノワ組のXANAVI NISMOが開幕2連勝したが、その圧倒的な強さから特別性能調整により最低車重が段階的に引き上げられた[28]が優位性は変わらず、年間3勝を挙げて日産のSUPER GT初のチャンピオンとなった。2009年には、JGTC時代から「菅生では日産は勝てない」というジンクスを打ち破り菅生初優勝。2011年にはGT300からステップアップした柳田・クインタレッリ組のS Road MOLAが初参戦初チャンピオンを達成、翌2012年もチャンピオンとなり2年連続のタイトルを獲得した。

 

エンジンメンテナンスは全車とも東名エンジンが担当している[注 32]。他陣営と比較し、JGTC時代とは対照的に苦戦気味であり、2002年途中からVQ30DETTベースの3.0L V6 T/Cエンジンを使用していたが、2006年最終戦では1台のみにVK45DEベースの4.5L V8 NAエンジンを搭載。2007年は全車V8 NAに順次切り替えた[注 33]。2010年からは、レギュレーションに沿って3.4L V8のVRH34Aに変更し、2011年途中よりVRH34Bに変更した。2014年からは、基本仕様が共通の2.0L 直列4気筒ターボのNREエンジン「NR20A」を使用している。

 

本田技研工業

ウイダー HSV-010 GT(2011年モデル) ウィダーモデューロ NSX CONCEPT-GT(2014年モデル)
ウイダー HSV-010 GT
(2011年モデル)
ウィダーモデューロ NSX CONCEPT-GT
(2014年モデル)

シリーズ発足から2009年までNSX、2010年よりHSV-010、2014年よりNSX CONCEPT-GTで参戦している。2014年は、ARTA、ウイダー モデューロ童夢KUNIMITSUNAKAJIMAと、2007年から参戦のKEIHIN REALの5チーム。

3メーカーで唯一のMR+ハイブリッドシステムを採用するが、これは本来DTMの車両規定でFRとされている所を、ベース車両のNSX CONCEPTと限りなく一致することを目指し、GTAや共に戦うトヨタ、日産の許可を得てMRに変更することを特別に許可された経緯があるため[11]、他2車種との絶対的なアドバンテージとならないよう、ハイブリッドシステム使用に関する参加条件として車両の最低重量をライバル勢よりも70kg重い1,090kgに、アシスト出力の使用時はエンジン回転数が7,500rpm以上とされているほか、アシスト出力やエネルギー量などにも制限が課されている[29]

 

2006年まで4台、2007年からは5台を供給。2005年、2006年には童夢とARTAをTeam Honda Racing[注 34]として参戦させていたが、2007年より車両メンテナンスは童夢のままいずれも独立したチームとして参戦している。2005年は序盤に苦戦を強いられたが、第3戦 セパンより伊藤・ラルフ組のARTA NSXに3.5L V6 NAエンジンを投入して2位という好成績を収め、その後全車に投入した。2006年は4勝を挙げたものの大事な場面でのトラブルが多くタイトルは獲得出来なかった。2007年よりKEIHIN REALが加わり5チーム体制となり、ARTAが3勝を挙げてドライバーズ&チームのダブルタイトルを獲得[注 35]、年間ポイントランキングでは1位から4位をNSXが独占し、道上・小暮組のTAKATA童夢は5回ポールポジションを獲得するなど、NSXの圧倒的な強さを見せつけた年となった。

 

2008年は前年のNSXの余りの速さから性能調整で最低車重が引き上げられ[注 36]、第5戦 菅生では道上・小暮組のTAKATA童夢1勝に留まった。2009年、最終戦のもてぎを前に、NSXでの参戦を終了し2010年より新型車を投入することを発表。最終戦ではARTAがポールトゥーウィンで優勝した。2010年より、市販モデルの存在しないHSV-010 GTで参戦。デビューウィンは逃したものの、小暮・ロイック組のウイダーがチャンピオンとなった。HSV-010の最終年となった2013年は、同じく最終年のSC430と最終戦までチャンピオンを争い2位となる。

エンジンメンテナンスは全車M-TECが担当している。2005年は、前年に引き続き3L V6 T/Cエンジンであったが、ベースエンジンはC30AからC32Bに変更した。しかし、前年同様 劣勢は否めず途中から2003年までと同様の3.5L V6 NAに変更し競争力を回復した。2009年は排気量のみレギュレーションに沿った3.4Lに縮小した。2010年はレギュレーションに沿ってフォーミュラニッポン用のHR10EをGT用に一部仕様を変更したHR10EGに変更した。2014年からは、基本仕様が共通の2.0L 直列4気筒ターボのNREエンジン「HR-414E」を使用している。

 


 

 

 

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